2011年5月13日に書いたこと。
- 年代別人生表
業務 年代 |
大山食品(株) 食酢、こんにゃく、 農産加工品の製造と販売 |
(有)アヤサマー 農産物の生産 |
八町坂 食堂、宿の運営 豆腐、濁酒の製造 と販売 |
大山憲一郎 AB型 国富町在住 妻一人、娘5人 |
昭和5年(1930年) | 大山清創業 (玄米酢) |
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昭和30年(1955年) | こんにゃく製造開始 | |||
昭和42年(1967年) | 生まれる(1月1日) | |||
昭和47年(1972年) | 大山食品(株)設立 | |||
昭和48年(1973年) | 綾町に工場移転 | 6才 | ||
昭和55年(1980年) | JAS認定工場になる | |||
昭和58年(1983年) | 大山寿一社長就任 | 15才 | ||
平成2年(1990年) | 東京農大醸造学科卒業と同時に、西ドイツにてワイン醸造研修(1年間) | |||
平成3年(1991年) | 大山食品入社 24才 |
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平成7年(1995年) | 結婚(28才) | |||
平成12年(2000年) | 4/19設立 | 33才 | ||
平成13年(2001年) | 農産加工製造開始 | |||
平成14年(2002年) | 中小企業創造活動促進法に認定 | 通信販売開始 | ||
平成14年(2002年) | 大山哲郎社長就任 | |||
平成15年(2003年) | 有機JAS認定工場になる | |||
平成16年(2004年) | 米作り開始 | 大山食品退職(37才) 米作り酒造りの修行へ |
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平成18年(2006年) | 大山憲一郎 社長就任 |
大山食品へ復職 (39才) |
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平成19年(2007年) | 宮崎の頑張る中小企業表彰受ける | 農作物生産開始 | 3月 国富町がどぶろく特区の認定を受ける 12月8日仮オープン |
認定農業者になる 畑5反取得 |
平成20年(2008年) | ISO9001の導入 |
7月豆腐製造開始 8月8日本オープン 8月21日 どぶろく免許取得 9月どぶろく醸造開始 |
田2反取得 | |
平成21年(2009年) | アメーバ経営の導入 第1回黒酢まつり |
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鶏を飼う | 田2反取得 42才 |
平成22年(2010年) | 80周年 ヤマダイロゴを初代のロゴに戻す 通販開始 |
10周年 | やぎを飼う | 畑2反取得 田1反取得 43才 |
平成23年(2011年) | デザインのオールリニューアル | 農業法人化 |
経営革新認定 塩づくり開始 3周年を機に「ほけだけパークハウス」へ |
田2反取得 44才 |
平成42年(2030年) | 100周年 | 30周年 | 63才 | |
平成52年(2040年) | 40周年 | 73才 |
- どぶろく特区について
2003年11月に設けられた、地域経済の活性化を狙った、構造改革特区。市町村が、国に申請する特区で、①自分でお米を作ること(農業者であること)と、②自分で、どぶろくを提供する施設(民宿や食堂など)を営業していることの2つの特区要件がある。特区に認定され、税務署より、どぶろくの醸造免許(正確には、その他の雑酒の製造免許)を取得すると、通常の酒類製造免許では、最低醸造量が年間6kL(6000L:一升瓶で3326本)と決められているが、その制限は受けない。現在80~100件くらいの認定者がいると言われている。
- お酢と、日本酒と、どぶろくの製造方法と、その関連性
簡単に言うと、お米を麹菌で、糖化したものが、「あまざけ」です。それをさらに、酵母菌にてアルコール発酵したものが、「どぶろく」です。そして、どぶろくをろ過したものが「日本酒」です。「お酢」は、どぶろくまたは、日本酒を、酢酸菌にて、酢酸発酵したものです。
よって、
「あまざけ」は、お米のでんぷんを、麹菌により糖化した、甘い液体(一種類の微生物が関与)
「どぶろく」は、あまざけの糖分を、酵母菌によって、アルコール発酵させた、どろどろとしたアルコール飲料
(二種類の微生物が関与)
「日本酒」は、どぶろく状のアルコール飲料を、ろ紙などで、きれいにろ過した透明なアルコール飲料
(二種類の微生物が関与)
「お酢」:アルコールを、酢酸菌にて、酢酸を発生させた、基礎調味料(三種類の微生物が関与)
ということができます。
酒蔵が、お酢屋さんになる例は、ミツカン酢をはじめ、昔からあったという話しを聞きます。その逆は、おそらく無いのではないかと思います。昭和28年の酒税法がスタートして以降、新規での清酒の免許は出ていないといわれています。
- 本当に美味しいお酢は?
日本酒の酒粕から造る、酒かす酢が、お寿司用のお酢として、美味しいと感じてきました。
まろやかで、コクもあって、それでいて、さっぱりと爽やかで、軽やかで。
南九州は、焼酎文化圏ということもあって、10年くらい前から、良質の酒かすが手に入りづらくなってきています。
将来的には、お米をつくって、そのお米で、日本酒を醸造して、その酒かすから、酒かす酢を造るのが夢です。
- アメーバ経営の概念と、簡単な説明
簡単に言うと、組織を「アメーバ」と呼ばれる小集団に分けて独立採算することで、現場の社員ひとりひとりが採算を考え、自主的に経営に参加する「全員参加経営」を実現するということになります。
稲盛さんの著書『アメーバ経営』によると、アメーバ経営の目的が3つ書かれてあります。
・第一の目的 市場に直結した部門別採算制度の確立
・第二の目的 経営者意識を持つ人材の育成
・第三の目的 全員参加経営の実現
「JALの役員らは八百屋でも経営できないだろう」それはさながら人間失格ならぬ、「会社失格」宣告だった。3月17日、稲盛氏がJAL会長就任後初の会見で語った言葉だ。
「毎日 赤字を出しているのに、責任体制が明確になっていない。大学の経営工学のことは理解していても、商売人という感覚を持つ人があまりにも少ない。朝から市場 へ行って、いくらで売って、夕方に余ったものをどうするか、という八百屋のおばちゃんでも持っている感覚がない」話しぶりは柔らかだか、中身は 痛烈だ。隣に座った生え抜きの大西賢社長の顔はこわばったままだった。同日夜、内閣特別顧問でもある稲盛氏は束京・赤坂の日本料理店で鳩山由紀 夫首相や菅直人財務相らと会食した。関係者によると、その席でもJAL執行部について次のように話したという。「国内、国際線の路線別の採算、 月々の損益が届くのに2ヵ月はかかる。こんなに時間がかかったら、経営判断が瞬時にできない」ライバルの全日空(ANA)では、伊東信一郎社長 のもとに翌日に路線別収入が届けられているという。稲盛氏といえば、社内を少人数のチームに分けて収益や生産性を競わせる「アメーバ経営」で知られるが、会見でJALにアメーバ経営を導入するかを問われると、こう苦笑した。「まず、どの企業でもやっているような、当たり前に採算をとる やり方をやってみる。アメーバ経営のような高度な経営手法を適用するのは、あと2、3年は無理だろう」 週刊朝日 2010年3月9日 号から一部を転載